休み時間、両手で顔を押さえて思い出し興奮した私は、ちょっと落ちつこうと、トイレに行くことを決めた。
せっかくだから優衣先輩もさそいに、4階に行ってこよう。
あれから知ったことだけど、優衣先輩って遠藤先輩に保護されてて、3年の教室で過ごしているみたいだから。
滝高ナンバー2の男が守ってるなら安心ではあるけど、不良が保護者というのはちょっと複雑でもある。
「寺岡さん、どこに?」
教室を出ようとすると、すっかり舎弟のような態度になってしまったクラスメイトに声をかけられて、大我先輩に伝言を残しておこうかな、と振り向いた。
「お手洗いに行ってきます。大我先輩が来たら、すぐに戻りますと伝えてください」
「はい」



