ちらっと大我先輩を見ると、心なしか、やさしいまなざしをして優衣先輩を見つめている。
「階段のところにいたの、笹森を待ってるんだろ。早く戻れ」
「う、うん。…それじゃあ真陽ちゃん、本当にありがとう。またね」
「はい、また!この変態男は職員室に突き出しておくので、ご安心ください!」
「あ…ありがとう。任せちゃってごめんね…」
「いえ!」
優衣先輩はひかえめにほほえんで小さく手を振り、階段のほうへ歩いていった。
笑い返して優衣先輩に手を振った私は、変態男を見下ろす。
「俺が運ぶ」
「えっ。そ、そんな、大我先輩の手をわずらわせるなんて!」
「寺岡が強くても、男1人を運ぶのは大変だろ」
「っ…あ、ありがとう、ございます…」
「階段のところにいたの、笹森を待ってるんだろ。早く戻れ」
「う、うん。…それじゃあ真陽ちゃん、本当にありがとう。またね」
「はい、また!この変態男は職員室に突き出しておくので、ご安心ください!」
「あ…ありがとう。任せちゃってごめんね…」
「いえ!」
優衣先輩はひかえめにほほえんで小さく手を振り、階段のほうへ歩いていった。
笑い返して優衣先輩に手を振った私は、変態男を見下ろす。
「俺が運ぶ」
「えっ。そ、そんな、大我先輩の手をわずらわせるなんて!」
「寺岡が強くても、男1人を運ぶのは大変だろ」
「っ…あ、ありがとう、ございます…」



