「優衣先輩、こんなぶっそうな学校ですから、今後もなにかあれば私を呼んでください。というか、優衣先輩の教室に行って男たちに忠告してやります!」
「あ、大丈夫なのっ。私、3年生の人に守ってもらえてて…今日は、たまたま1人になったところをねらわれたみたい、で…」
「そうでしたか…であれば、今後は一緒にトイレに行きましょう。私、空手をならっているので」
にこっと笑いかけると、優衣先輩は眉を下げつつも「…うん、お願いしてもいい、かな?」とひかえめに言う。
「もちろんです!」
一切のくもりなく、満面の笑顔で言い切れば、優衣先輩はふにゃっとほほえんでくれた。
眼福がすぎる…!!
連絡先を交換しようとしたら、優衣先輩はスマホを持っていないというので、トイレに行きたくなったときに教室へ来てもらうという話で落ちつく。
レアな人だな…と思いながら一緒にトイレを出ると、1階の廊下には大我先輩がいた。



