【短】不良ぎらいだけど面食いな私VS超イケメンな不良

 不良ばかりの高校に入ってしまったなら、武道を心得る者として、1人でも不良を減らすべく生徒を矯正(きょうせい)していくべきなのでは!?

 顔を上げて、それしかないと決意した私は、席を立って教室にいる男たちを見た。




「みなさん、いいですか!力は、むやみやたらに使うものではありません。試合の場だったり、人助けをするときにこそ使うものです!」


「はぁ?なに言ってんだ」


「力は正しく使うべし!人より強い力を持ったみなさんは、この言葉を胸に刻んでください!私たちは、わがままを通すために力を持っているのではありません!」




 横からおそってきた男を返り討ちにしながら言うと、クラスメイトの不良たちは、ぐ、と押しだまる。

 そのとき、廊下のほうから「俺には目的がある」と凛とした声が聞こえた。

 振り向くと、顔面国宝がいきなり視界に飛びこんできて、くらっと失神しそうになる。