月と太陽

「…裕太先輩が
俺の事大切に想ってくれてたの分かってた。
だから身体の関係とか触れ合いも
俺が拒絶しても傍にいてくれて…
あの日まで文句も言わず我慢してくれてたんだろうなって。俺は裕太先輩の優しさを利用して、あの時は自分が女の子だってずっと
言い聞かせてた」

「…」

「でも気付いた時には、
もう元には戻れない程状況が悪化して
裕太先輩も影守も…俺のせいで人生狂わして
本当に許されない事をしたって思ってる」

「…」

「…裕太先輩に何かされた?」

「…変な事はされてないよ。
ただ謝られて抱き締められて、
光守の事が好きだから傍にいたいって…
そう言われただけ」

私がそう言えば
「…こんな俺の事なんか忘れたら良いのに」
と、光守は複雑そうに微笑んだ。