◇
お風呂から上がってリビングに戻ると、夏川くんの姿がなかった。
泊まるなんて言ったのも冗談だったのかな?
死神だし、そこのところはよくわからない。
わたしはいつもようにスキンケアとドライヤーを済ませてから課題を終わらせて寝室に向かった。
23時。布団に潜り込んでうとうとしていたところで、ギシッと右側のベットが沈む音がした。
「えっ、と、何事?!」
「なにが?」
沈んだベットの方へ顔を向けると、何食わぬ顔で布団に入ろうとする夏川くんの姿がある。
その端正な顔は表情ひとつ変わらない。
「な、なんで入ろうとしてくるの?! ていうかどこに行ってたの?!」
「なんでって、一緒に寝るからだけど」
「は、はあ?!」
「どこに行ってたかって、ちょうど22時に近くの病院で案件があったから仕事してきただけ。寿命で終える命は見届けるだけでいいから楽なんだよ」
夏川くんが”案件”とよんだものが、誰かの”死”であることは、頭の出来がそんなによくないわたしでもわかってしまう。
そんな会話をしているうちに、夏川くんが躊躇いもなくわたしの横に滑り込んできた。急に緊張する。
死神といえど、見た目はかなり整った容姿の男子高校生なんだもん。
「……死神も睡眠が必要なの?」
「別にこっちの世界ではどっちでもいいけど」
「じゃあなんでわざわざ横で寝るの」
「さあ、なんでだろーね」
お風呂から上がってリビングに戻ると、夏川くんの姿がなかった。
泊まるなんて言ったのも冗談だったのかな?
死神だし、そこのところはよくわからない。
わたしはいつもようにスキンケアとドライヤーを済ませてから課題を終わらせて寝室に向かった。
23時。布団に潜り込んでうとうとしていたところで、ギシッと右側のベットが沈む音がした。
「えっ、と、何事?!」
「なにが?」
沈んだベットの方へ顔を向けると、何食わぬ顔で布団に入ろうとする夏川くんの姿がある。
その端正な顔は表情ひとつ変わらない。
「な、なんで入ろうとしてくるの?! ていうかどこに行ってたの?!」
「なんでって、一緒に寝るからだけど」
「は、はあ?!」
「どこに行ってたかって、ちょうど22時に近くの病院で案件があったから仕事してきただけ。寿命で終える命は見届けるだけでいいから楽なんだよ」
夏川くんが”案件”とよんだものが、誰かの”死”であることは、頭の出来がそんなによくないわたしでもわかってしまう。
そんな会話をしているうちに、夏川くんが躊躇いもなくわたしの横に滑り込んできた。急に緊張する。
死神といえど、見た目はかなり整った容姿の男子高校生なんだもん。
「……死神も睡眠が必要なの?」
「別にこっちの世界ではどっちでもいいけど」
「じゃあなんでわざわざ横で寝るの」
「さあ、なんでだろーね」



