「おはようございます。里見さん、今日は早いんですね」
出社後、別のスーツに着替えてから秘書室でパソコンに向かっていると、2つ下の専務つきの秘書が入って来た。
「井口くん、おはよう。井口くんこそ早いね」
「今日朝イチで幹部会議じゃないですか。資料を確認しておきたくて」
「うん、私も。副社長が提示された海外の案件、すごくたくさんあるもんね。一緒に確認しようか」
二人で資料を並べながら、部数や並びをチェックしていく。
「これ、1時間の会議じゃ絶対終わらないですよね」
「うん、どうがんばっても無理。延長も視野に入れて、そのあとの予定リスケした方がいいかも?」
「ですよね」
タブレットを見ながら、芹奈は社長のスケジュールを確認していく。
「んー、1時間半まではなんとかなるけど、それ以上会議が長引けば中座かな」
「僕もそんな感じです」
「4月は役員の皆さんもお忙しいもんね。あ、そろそろ社長がいらっしゃるみたい。行ってくるね」
社長のハイヤーがあと5分程で到着するのをGPSで確認すると、芹奈はタブレットと書類ケースを手に立ち上がった。
出社後、別のスーツに着替えてから秘書室でパソコンに向かっていると、2つ下の専務つきの秘書が入って来た。
「井口くん、おはよう。井口くんこそ早いね」
「今日朝イチで幹部会議じゃないですか。資料を確認しておきたくて」
「うん、私も。副社長が提示された海外の案件、すごくたくさんあるもんね。一緒に確認しようか」
二人で資料を並べながら、部数や並びをチェックしていく。
「これ、1時間の会議じゃ絶対終わらないですよね」
「うん、どうがんばっても無理。延長も視野に入れて、そのあとの予定リスケした方がいいかも?」
「ですよね」
タブレットを見ながら、芹奈は社長のスケジュールを確認していく。
「んー、1時間半まではなんとかなるけど、それ以上会議が長引けば中座かな」
「僕もそんな感じです」
「4月は役員の皆さんもお忙しいもんね。あ、そろそろ社長がいらっしゃるみたい。行ってくるね」
社長のハイヤーがあと5分程で到着するのをGPSで確認すると、芹奈はタブレットと書類ケースを手に立ち上がった。



