そしていよいよ、クリスマスイブがやって来た。
社員達は朝からソワソワと落ち着かない様子で、定時に上がれるようにと何度も時計を見ながら仕事をこなしている。
「芹奈さん、今夜のご予定は?」
菜緒に聞かれて「特にないよー」と芹奈は答える。
「それなら一緒に合コン行きません?」
「えー、そういうのはいいや。気後れしちゃうもん」
「でも人数多い方が盛り上がるし」
すると菜緒の隣の席の井口が口を開いた。
「じゃあ僕が行ってもいい?」
「え!?井口さん、合コンとか興味あるんですか?」
「今までなかったけど、行ってみようかなって思って。どうせ今夜暇だし」
「わー、大歓迎ですよ!井口さんを連れて行ったら、私の株も上がります!プライム上場です」
「あはは!何それ」
「じゃあ、井口さん。定時で上がりますよ?」
人差し指を立てて真剣な口調になる菜緒に、井口も真顔で「了解」と敬礼する。
あはは!と笑って仕事に戻る二人を、芹奈は微笑ましく見守った。
社員達は朝からソワソワと落ち着かない様子で、定時に上がれるようにと何度も時計を見ながら仕事をこなしている。
「芹奈さん、今夜のご予定は?」
菜緒に聞かれて「特にないよー」と芹奈は答える。
「それなら一緒に合コン行きません?」
「えー、そういうのはいいや。気後れしちゃうもん」
「でも人数多い方が盛り上がるし」
すると菜緒の隣の席の井口が口を開いた。
「じゃあ僕が行ってもいい?」
「え!?井口さん、合コンとか興味あるんですか?」
「今までなかったけど、行ってみようかなって思って。どうせ今夜暇だし」
「わー、大歓迎ですよ!井口さんを連れて行ったら、私の株も上がります!プライム上場です」
「あはは!何それ」
「じゃあ、井口さん。定時で上がりますよ?」
人差し指を立てて真剣な口調になる菜緒に、井口も真顔で「了解」と敬礼する。
あはは!と笑って仕事に戻る二人を、芹奈は微笑ましく見守った。



