そんなわたくしを、レグルスさまがそっと抱きしめる。そして、慰めるようにぽんぽんと優しく背中を叩く。
マティス殿下と同じ動きなのに、どうして、こんなにも――……温かさを感じるのだろう。
「俺が認める。俺が、きみのことを愛する。――それでは、足りない?」
そっと身体を離して、レグルスさまはわたくしを見た。じっと見つめられて、歪んだ視界がさらに歪む。
手を伸ばしてわたくしの目元の涙を拭い、そっと頬に触れた。
「俺がきみに惹かれたのは、公爵令嬢だからではない。真っ直ぐに背筋を伸ばして、己の道を切り開こうとする姿に惹かれたんだ。だからどうか――俺がきみを愛することを、許してほしい」
「――……わたくし、地に落ちますのよ?」
「……きみは、どうなりたい?」
わたくしが、どうなりたいか? ……わたくしの、本当の願い。ぎゅっと胸元で拳を握りしめて願うのは――……
「愛されたい……!」
ずっと、ずっと……家族からの愛も、婚約者からの愛も感じたことがなかった。
ただの便利な道具のようなもので、いてもいなくても、誰も困らない存在。それがわたくしだった。ポロポロと涙を流しながら、そう懇願する。
「ずっと、ずっと……誰かに愛されたかったの……ッ」
「約束する。俺がきみのことをずっと愛するって。ずっと傍にいるから……いつか、俺のことも愛して?」
マティス殿下と同じ動きなのに、どうして、こんなにも――……温かさを感じるのだろう。
「俺が認める。俺が、きみのことを愛する。――それでは、足りない?」
そっと身体を離して、レグルスさまはわたくしを見た。じっと見つめられて、歪んだ視界がさらに歪む。
手を伸ばしてわたくしの目元の涙を拭い、そっと頬に触れた。
「俺がきみに惹かれたのは、公爵令嬢だからではない。真っ直ぐに背筋を伸ばして、己の道を切り開こうとする姿に惹かれたんだ。だからどうか――俺がきみを愛することを、許してほしい」
「――……わたくし、地に落ちますのよ?」
「……きみは、どうなりたい?」
わたくしが、どうなりたいか? ……わたくしの、本当の願い。ぎゅっと胸元で拳を握りしめて願うのは――……
「愛されたい……!」
ずっと、ずっと……家族からの愛も、婚約者からの愛も感じたことがなかった。
ただの便利な道具のようなもので、いてもいなくても、誰も困らない存在。それがわたくしだった。ポロポロと涙を流しながら、そう懇願する。
「ずっと、ずっと……誰かに愛されたかったの……ッ」
「約束する。俺がきみのことをずっと愛するって。ずっと傍にいるから……いつか、俺のことも愛して?」



