――みんなの言葉が、心に沁み込んだ。わたくしのことを信じてくれる人たちがいるって、こんなにも幸せな気持ちになるのね。きっと、マーセルと入れ替わらなかったら、気付けなかったことだわ。
「ありがとう。寮に戻る馬車の中で、わたくしの考えていることを話すわね」
ほっと安堵して息を吐き、それから馬車まで歩き出す。
馬車に乗り込み、わたくしの考えていることを話すと、少し驚かせてしまったようだけど……賛成してくれた。
「負けられない理由ができたな」
「レグルスさま、ファイトですよー」
「任せとけ」
にっと白い歯を見せるレグルスさまに、マーセルが不安そうに眉を下げてわたくしたちを見渡す。
「だ、大丈夫なんですか……?」
「まぁ、たぶん? そんなに心配しなくても良いよ」
ひらひらと手を振るレグルスさまに、本気で不安そうな表情を浮かべるから、トントンとマーセルの肩を叩いた。
「マーセル、これから大変なのはあなたのほうよ」
「そ、そうなんですけれど……。でも、がんばります」
ぐっと拳を握り込んで意気込む姿を見て、わたくしはうなずく。
その他にもいろいろとこれからのことを話し合っていると、寮にはあっという間についた。
女子寮につき、わたくしとマーセルが降りると、休日とはいえまばらに人がいたようで寮内がざわつき始める。……マティス殿下の恋人である男爵令嬢のマーセルと、婚約者の公爵令嬢であるわたくしが一緒にいるのだもの。
全員、興味津々になるのもわかるけれど、ね。
「ありがとう。寮に戻る馬車の中で、わたくしの考えていることを話すわね」
ほっと安堵して息を吐き、それから馬車まで歩き出す。
馬車に乗り込み、わたくしの考えていることを話すと、少し驚かせてしまったようだけど……賛成してくれた。
「負けられない理由ができたな」
「レグルスさま、ファイトですよー」
「任せとけ」
にっと白い歯を見せるレグルスさまに、マーセルが不安そうに眉を下げてわたくしたちを見渡す。
「だ、大丈夫なんですか……?」
「まぁ、たぶん? そんなに心配しなくても良いよ」
ひらひらと手を振るレグルスさまに、本気で不安そうな表情を浮かべるから、トントンとマーセルの肩を叩いた。
「マーセル、これから大変なのはあなたのほうよ」
「そ、そうなんですけれど……。でも、がんばります」
ぐっと拳を握り込んで意気込む姿を見て、わたくしはうなずく。
その他にもいろいろとこれからのことを話し合っていると、寮にはあっという間についた。
女子寮につき、わたくしとマーセルが降りると、休日とはいえまばらに人がいたようで寮内がざわつき始める。……マティス殿下の恋人である男爵令嬢のマーセルと、婚約者の公爵令嬢であるわたくしが一緒にいるのだもの。
全員、興味津々になるのもわかるけれど、ね。



