名も無き君へ捧ぐ



小さな水色の花の名前は、結局先生にも分からず、図書館にある植物図鑑にも載っていなかった。



汐里と園子は名前をあれこれ考えた。

ようやく辿り着いのが汐里が提案した【アオゾラヒメ】という名前だった。






この花の花言葉が『真実の愛』だと知るのは、ずっとずっと先の遠い未来の話........。