それって、つまり───え。
その人のことが頭から離れなくて、
その人のことを思うと胸がきゅっと狭くなる気がして、
気づいたらその人のことばかり考えてる。
この感情が、恋───?
気づいた瞬間、体中の血液が全身を巡って、一気に顔に集まった。
私は今、翔に、恋に落ちているんだ。
〝恋〟
この感情の正体は、恋だったんだ。
世界が一気に色づいて見える。
今まで復讐という概念に囚われていた心が、一気に晴れ渡る。
花が一つ、また一つと咲き、色鮮やかで美しい花畑が心の中を覆う。
───華恋が好きだよ。どうしようもないくらい、華恋のことが好き。
あの日、翔に告白されたことを思い出す。
そうしたら、居ても立ってもいられなかった。



