「華恋、愛してる」
次の日は、大きな花束を持った翔が学校の公衆の面前で愛の告白をした。
人の目がある以上、受け取らないわけにはいかず、私はどっしりと重い花束を受け取る。
「か、翔……どういうつもり?」
「え? 言ったでしょ、華恋。本気で落としにいくって」
翔はさも当然だと言わんばかりに悪意のない笑顔を浮かべた。
本当に、もう。
誰かこのイケメンを捕まえてください。
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〈翔side〉
毎日のおれからの告白に、華恋は相当参っていると思う。
すごく面倒くさい男だと思われているのだと思うけれど、絶対に華恋を落としてみせる。
今度こそ、本気になったものを諦めたくない。



