二人のあまりの言いようにおれは眉をしかめる。
そして、何も言い返せないのがまた癇に障る。
二人を鋭く睨むと、「「こえ〜」」と棒読みで返された。
……ああ、くそっ。
かっこわりい。
「……お前らの言うこと聞きたくない」
「「でもこのままじゃ、華恋ちゃん翔のこと忘れちゃうよ??」」
スタンプにあるぴえんの表情を真似た二人は口をそろえてそう言った。
◆
「今日からおれが、ここのトップね」
たくさんの生徒が集まる食堂で、おれはそんなことを口にした。
おれの言葉に、男どもは目をパチクリとさせた後、皆そろって「うおー!」と咆哮を上げた。
う、うるさい……。



