後ろで控えていた銀髪の男がニヤニヤと口角を上げながら私に一歩近づいた。
その言葉に、私の目がカッと見開く。
「あんた、今なんて言った?」
「え? お前の両親殺されてかわいそーって言ったん……」
その男が言い終わる前に、私はその男の腹を思いっきり蹴った。
「あんた、私のこと可哀想って言ったの? ふざけないでよ」
「ちょ、ま……っ」
男がガードする前にその頬を強く殴った。
私は無我夢中でその男を殴り続けた。
「もしかして、その暴力団が何か知ってるの? 黒幕は誰?」
胸倉を掴んで体を思い切り揺らす。
「は、は……っ? そんなん、俺が知るかよっ。てかこの手放せよ!!」



