幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!

「……どちら様でしょう」

と、無表情で言われた

……は?覚えて、ない?それに表情が……ない?一体何があったんだ……

俺は混乱しながら、

「俺だ、七瀬那雪だ。覚えてないか……?小さい頃よく遊んだ……」

と、言うと少し考えて

「もしかして……那雪くん?」

癒亜がそう言ってくれた

……!覚えてて、くれたんだ……

俺は内心その事に喜びながら話を続けた

「……!そうだ!久しぶりだね」

「……久しぶり」

……やっぱりおかしい。笑顔で喜ぶはずなのに。1ミリたりとも笑っていない。

なにがあったんだ、と考えていると

「お前達、知り合いなのか?」

と、慧が言ってきた

ッチ。最悪だ

「お前には関係ない」

いつもの癖で低い声で言ってしまった。そして、癒亜の前だというのを思い出し、焦って癒亜の方をみたが、怖がっていなかった