「姉ちゃんちょっといい?」
「んー?いいよ」
「姉ちゃんさ、俺の本当の姉ちゃんじゃないの?」
「それどこで?」
「ごめん、今日映画帰ってきたらお母さんたちと姉ちゃんがなんか話してるの聞こえて、聞いちゃったんだ。」
そっか、そうだよね、嫌だよね。
私だって本当の兄弟じゃないのやだよ。
一颯はしっかり者で優しくて、だから女の子にすごいモテてて、、
「うん、、私は一颯のだらしない姉なことに変わりはないよ」
「一颯はほんとに誇らしい弟だから」
「俺だって、姉ちゃんは姉ちゃんだって、思う。思うけど」
「姉ちゃんってここからいなくなったりしない?」
私たちを取り囲む空気に冷たい雷がはしる。
はっとした。そうだ。私、もうここに留まる必要もないし、東京に行かなきゃ行けない訳でもない。
自分で、決めなきゃいけないんだ。
今まで一颯や茉凜に引っぱってもらっていた私が、自分で。
「どうすれば、いいんだろうね?」
やっと絞り出した言葉はやっぱり一颯に頼るものだった。
「一颯は、どう思う?」
「姉ちゃんがどうしたいかじゃないの?」
やっぱり一颯はしっかり者だなって思う。
私だったら絶対引き止めてる。
ただ一颯がこんな姉いらないからさっさと東京行ってくれないかなとか思ってなければの話だけど、一颯はほんとに優しい。
「俺がね、姉ちゃんの立場でも、迷う。だからゆっくり考えなよ」
「ありがと一颯。大好き」
と抱きつくと
「ちょいやめろって」
と、上手くかわされてしまった。
そこはちゃんと男子中学生って感じするな
「じゃあおやすみ」
「あ、待って一颯」
「これから3人で会議することになってたんだけど一颯も入ってくれない?」
一颯がいてくれた方が私の気持ちが楽だ。
「お、おん」
「ありがと、じゃまた後で」
まだここに住みたいって気持ちはたくさんあるけど、私の気持ちはしばらく東京の本当の両親のもとに行くことに傾いている。
本当の両親に会ってみたいし璃真くんやお姉さんと会って、どういう人なのかみてみたいし、一度本当の家族で、暮らしたい。少しの時間でも。
あぁ〜もぅ!どーすればいいの!?
「んー?いいよ」
「姉ちゃんさ、俺の本当の姉ちゃんじゃないの?」
「それどこで?」
「ごめん、今日映画帰ってきたらお母さんたちと姉ちゃんがなんか話してるの聞こえて、聞いちゃったんだ。」
そっか、そうだよね、嫌だよね。
私だって本当の兄弟じゃないのやだよ。
一颯はしっかり者で優しくて、だから女の子にすごいモテてて、、
「うん、、私は一颯のだらしない姉なことに変わりはないよ」
「一颯はほんとに誇らしい弟だから」
「俺だって、姉ちゃんは姉ちゃんだって、思う。思うけど」
「姉ちゃんってここからいなくなったりしない?」
私たちを取り囲む空気に冷たい雷がはしる。
はっとした。そうだ。私、もうここに留まる必要もないし、東京に行かなきゃ行けない訳でもない。
自分で、決めなきゃいけないんだ。
今まで一颯や茉凜に引っぱってもらっていた私が、自分で。
「どうすれば、いいんだろうね?」
やっと絞り出した言葉はやっぱり一颯に頼るものだった。
「一颯は、どう思う?」
「姉ちゃんがどうしたいかじゃないの?」
やっぱり一颯はしっかり者だなって思う。
私だったら絶対引き止めてる。
ただ一颯がこんな姉いらないからさっさと東京行ってくれないかなとか思ってなければの話だけど、一颯はほんとに優しい。
「俺がね、姉ちゃんの立場でも、迷う。だからゆっくり考えなよ」
「ありがと一颯。大好き」
と抱きつくと
「ちょいやめろって」
と、上手くかわされてしまった。
そこはちゃんと男子中学生って感じするな
「じゃあおやすみ」
「あ、待って一颯」
「これから3人で会議することになってたんだけど一颯も入ってくれない?」
一颯がいてくれた方が私の気持ちが楽だ。
「お、おん」
「ありがと、じゃまた後で」
まだここに住みたいって気持ちはたくさんあるけど、私の気持ちはしばらく東京の本当の両親のもとに行くことに傾いている。
本当の両親に会ってみたいし璃真くんやお姉さんと会って、どういう人なのかみてみたいし、一度本当の家族で、暮らしたい。少しの時間でも。
あぁ〜もぅ!どーすればいいの!?


