列車を乗り継ぎ、アイズが見つけてくれた住所地に辿り着く。
そこは、寂れた廃工場だった。
「ここが『愛国清上会』の…」
ふーん。意外と普通だな。
ま、普通に見えるようにカモフラージュしてるんだろうけど。
「…よし。それじゃまずは、周囲の警戒と包囲を…」
ルーシッドがそう言いかけたが、俺は無視してすたすたと歩き出した。
んな悠長なことしてられるか。
俺は廃工場の入り口に嵌められた南京錠をぶち壊し、正面入り口を蹴り飛ばす。
「お邪魔しまーす、襲撃しに来ましたー」
挨拶もちゃんとする。大人の鑑だな、俺は。
「ちょ、ちょっと…!そんな真正面から!」
「あぁん?ちゃんとノックして入ったじゃないですか。何の文句があるんです?」
「…ノックなんて、いつしたんですか?」
俺はルーシッドを無視して、さっさと中に入った。
正面突破だ正面突破。
「…ああいう奴なんだ。済まんな」
絶句するルーシッドに、ルルシーがフォローを入れる。
「ルルシー!俺先に行っちゃいますよ?」
「待て。俺も行くから。一人で突っ走るんじゃない」
わーい。ルルシーも一緒。
更に、もう一人。
「俺も連れていってくれ。足手まといにはならないから」
ルリシヤから直々の依頼である。
「構いませんよ。あなたの実力なら、俺にもついてこられるでしょうからね」
前線メンバーは、これで決定。
まぁ大体いつもと一緒だ。
そして、それを心得ているアイズは。
「さてと…。それじゃ私達は周囲を固めて、ルレイア達が撃ち漏らした敵を掃討しようか。アリューシャ、シュノ、手伝ってもらえる?」
「あいよー!」
「分かったわ」
もう慣れたものである。
で、問題は帝国騎士団側。
「…さて、俺達はどうしよう?」
「…俺達も半分に分かれるか?ルレイア達だけに前線押し付ける訳にはいかんだろ」
別に押し付けてくれても良いけど。邪魔だし。
まぁでも、俺達だけにやらせて自分達は高みの見物なんてされたら、殺意が芽生えるので。
それなりに働いてもらわなきゃ困る。
「来るのは良いですけど、足手まといは来ないでくださいね。うっかり殺しそうになるので」
前線で頼りない味方がちょろちょろしてると、斬り殺したくなるのだ。
「そうか。なら、順当に俺とルシェが前線に行こう。アドルファスとルーシッドは後方を守ってくれ」
と、オルタンス。
「…良いのかよ?」
「何が?だって俺は折角だからルレイアと前線に立ちたい」
「いや、お前の希望はどうでも良いけど…。ルシェを連れてって良いのか」
アドルファス一体何言ってんだろうと思ったが、そういえば。
ルシェって、昔俺の姉だったんだ。
今思い出したよ。
いつぞやの土下座画像も、もう面白くなくなったから消去しちゃってたし、完全に忘れてた。
俺はルシェが来ても構わないが、ルシェの方が勝手に俺を意識してもやもやするんだったら、来ないでくれ。
邪魔。
しかし、ルシェは。
「別に構わない。気を遣わなくて結構だ」
「…良いのかよ」
「あぁ。足手まといにはならない」
そりゃ何より。
まぁ、ルシェの実力なら俺の足手まといにはならないだろ。多分。
「それから、準幹部組は今だけ私とシュノの指揮下に入ってもらう。良いね?」
「分かりました」
ルヴィアさん達も後方支援だろうな。
前線は俺達が完璧に押さえるから、大した仕事はないと思うが…一応な。
さて、メンバーが決まったことだし。
「んじゃ行きますか!ルルシーと遠足デート!」
「…物騒な遠足だな…」
ルルシーのその呟きが、開戦ののろしであった。
そこは、寂れた廃工場だった。
「ここが『愛国清上会』の…」
ふーん。意外と普通だな。
ま、普通に見えるようにカモフラージュしてるんだろうけど。
「…よし。それじゃまずは、周囲の警戒と包囲を…」
ルーシッドがそう言いかけたが、俺は無視してすたすたと歩き出した。
んな悠長なことしてられるか。
俺は廃工場の入り口に嵌められた南京錠をぶち壊し、正面入り口を蹴り飛ばす。
「お邪魔しまーす、襲撃しに来ましたー」
挨拶もちゃんとする。大人の鑑だな、俺は。
「ちょ、ちょっと…!そんな真正面から!」
「あぁん?ちゃんとノックして入ったじゃないですか。何の文句があるんです?」
「…ノックなんて、いつしたんですか?」
俺はルーシッドを無視して、さっさと中に入った。
正面突破だ正面突破。
「…ああいう奴なんだ。済まんな」
絶句するルーシッドに、ルルシーがフォローを入れる。
「ルルシー!俺先に行っちゃいますよ?」
「待て。俺も行くから。一人で突っ走るんじゃない」
わーい。ルルシーも一緒。
更に、もう一人。
「俺も連れていってくれ。足手まといにはならないから」
ルリシヤから直々の依頼である。
「構いませんよ。あなたの実力なら、俺にもついてこられるでしょうからね」
前線メンバーは、これで決定。
まぁ大体いつもと一緒だ。
そして、それを心得ているアイズは。
「さてと…。それじゃ私達は周囲を固めて、ルレイア達が撃ち漏らした敵を掃討しようか。アリューシャ、シュノ、手伝ってもらえる?」
「あいよー!」
「分かったわ」
もう慣れたものである。
で、問題は帝国騎士団側。
「…さて、俺達はどうしよう?」
「…俺達も半分に分かれるか?ルレイア達だけに前線押し付ける訳にはいかんだろ」
別に押し付けてくれても良いけど。邪魔だし。
まぁでも、俺達だけにやらせて自分達は高みの見物なんてされたら、殺意が芽生えるので。
それなりに働いてもらわなきゃ困る。
「来るのは良いですけど、足手まといは来ないでくださいね。うっかり殺しそうになるので」
前線で頼りない味方がちょろちょろしてると、斬り殺したくなるのだ。
「そうか。なら、順当に俺とルシェが前線に行こう。アドルファスとルーシッドは後方を守ってくれ」
と、オルタンス。
「…良いのかよ?」
「何が?だって俺は折角だからルレイアと前線に立ちたい」
「いや、お前の希望はどうでも良いけど…。ルシェを連れてって良いのか」
アドルファス一体何言ってんだろうと思ったが、そういえば。
ルシェって、昔俺の姉だったんだ。
今思い出したよ。
いつぞやの土下座画像も、もう面白くなくなったから消去しちゃってたし、完全に忘れてた。
俺はルシェが来ても構わないが、ルシェの方が勝手に俺を意識してもやもやするんだったら、来ないでくれ。
邪魔。
しかし、ルシェは。
「別に構わない。気を遣わなくて結構だ」
「…良いのかよ」
「あぁ。足手まといにはならない」
そりゃ何より。
まぁ、ルシェの実力なら俺の足手まといにはならないだろ。多分。
「それから、準幹部組は今だけ私とシュノの指揮下に入ってもらう。良いね?」
「分かりました」
ルヴィアさん達も後方支援だろうな。
前線は俺達が完璧に押さえるから、大した仕事はないと思うが…一応な。
さて、メンバーが決まったことだし。
「んじゃ行きますか!ルルシーと遠足デート!」
「…物騒な遠足だな…」
ルルシーのその呟きが、開戦ののろしであった。


