Side Story 〜葉月まい 番外編集〜

「じゃあね、カレン。行ってらっしゃい」

朝食を終えると、二人で一緒に歩いて会社に向かった。

まずはキュリアスUSAのオフィスに着き、住谷はカレンを見送る。

「仕事が終わったらロビーで待ってて。迎えに行く」
「うん、分かった。住谷も行ってらっしゃい」

チュッとキスをしてから、住谷は口元に笑みを浮かべて呟く。

「アメリカっていいな。どこでもカレンにキスできる」
「ふふっ、気に入った?」
「ああ。ずっとこっちに住みたい」
「え……」

それって、じゃあ?とカレンがうつむいて考え始めると、住谷は腕時計に目をやった。

「いけね! ホントに遅刻しそう。じゃあな、カレン」

もう一度優しくカレンにキスをしてから、住谷は手を挙げて去っていった。