午後になると、ニューヨークでの社員の住まいとなるアパートを、不動産屋の立ち会いのもとでカレンが案内してくれた。
「オフィスへは徒歩5分ってところね。ここは比較的治安もいいし、セキュリティもしっかりしてる。キュリアスの社員も、何人かここに住んでるわ」
「そうなのですね。それなら安心です」
カレンに答えてから、真里亜は藤田に聞いてみた。
「どう? 藤田くん。日当たりもいいし、住みやすそうじゃない?」
「いやー、最高。この俺がマンハッタンに住めるなんて、それだけで夢みたいだ」
藤田は笑顔で部屋を見渡す。
「人生って、なにが起こるか分からんな、阿部真里亜」
「ふふっ、そうだよね。人事部で同期入社の藤田くんと、今こうしてニューヨークに来てるなんてね」
「そう。しかも俺は念願のシステムエンジニアで、阿部真里亜は副社長夫人。誰が想像できたよ?」
「あはは! 確かに」
「俺さ、絶対にここで大きく成長して見せる。AMAGIを背負って立つって勢いで」
キリッと頼もしい表情できっぱり宣言する藤田に、真里亜も頷いた。
「私も東京の本社からしっかりサポートするね」
「おう! これからも同期として、一緒に励まし合っていこう」
「うん!」
そのあとは、皆でオフィスとなる物件も下見に行った。
キュリアスUSAからもほど近いビルのワンフロアで、まだなにもなくガランとしている。
「これからデスクや家具を入れていく。配置は皆さんにお任せします。やりやすいように自由にしてください」
文哉の言葉に、藤田たちは頷く。
すると一番年上のメンバーが文哉に尋ねた。
「副社長。私たち15人はチームメンバーとして対等な立場なのですよね? ニューヨーク支社は誰が取り仕切ることになるのでしょうか」
「それについては、もう少し時間をください。あと一人、英語に不自由せず本社とキュリアスUSAとのパイプ役をこなせる人が、ここに加わることになります」
えー、誰だろう?と、皆は顔を見合わせる。
「副社長、雷オヤジ系の人はご勘弁を」
「ははっ。AMAGIにはそんな人はいないでしょう。いるとしたら私くらいだ」
「まあ、そうですね」
「ちょっと?」
「ははは! 冗談ですよ」
その後は皆でビルを出て、散歩がてらカフェで休憩した。
「なんだかもう、わくわくしますね。ここで生活すれば、色んな刺激を受けられます」
「そうだな。時代と世界の最先端にいる気がする」
「ああ。俺たちの手でAMAGIと日本のテクノロジーを世界に見せつけてやろうぜ」
目を輝かせながら互いに士気を高め合うメンバーに、文哉も笑みを浮かべる。
「皆さん、AMAGIの先鋭部隊としてよろしくお願いします。私も時間を見つけて渡米しますし、東京の本社でいつでもサポートいたしますので」
はい!と声を揃えるメンバーに、文哉も大きく頷いてみせた。
「オフィスへは徒歩5分ってところね。ここは比較的治安もいいし、セキュリティもしっかりしてる。キュリアスの社員も、何人かここに住んでるわ」
「そうなのですね。それなら安心です」
カレンに答えてから、真里亜は藤田に聞いてみた。
「どう? 藤田くん。日当たりもいいし、住みやすそうじゃない?」
「いやー、最高。この俺がマンハッタンに住めるなんて、それだけで夢みたいだ」
藤田は笑顔で部屋を見渡す。
「人生って、なにが起こるか分からんな、阿部真里亜」
「ふふっ、そうだよね。人事部で同期入社の藤田くんと、今こうしてニューヨークに来てるなんてね」
「そう。しかも俺は念願のシステムエンジニアで、阿部真里亜は副社長夫人。誰が想像できたよ?」
「あはは! 確かに」
「俺さ、絶対にここで大きく成長して見せる。AMAGIを背負って立つって勢いで」
キリッと頼もしい表情できっぱり宣言する藤田に、真里亜も頷いた。
「私も東京の本社からしっかりサポートするね」
「おう! これからも同期として、一緒に励まし合っていこう」
「うん!」
そのあとは、皆でオフィスとなる物件も下見に行った。
キュリアスUSAからもほど近いビルのワンフロアで、まだなにもなくガランとしている。
「これからデスクや家具を入れていく。配置は皆さんにお任せします。やりやすいように自由にしてください」
文哉の言葉に、藤田たちは頷く。
すると一番年上のメンバーが文哉に尋ねた。
「副社長。私たち15人はチームメンバーとして対等な立場なのですよね? ニューヨーク支社は誰が取り仕切ることになるのでしょうか」
「それについては、もう少し時間をください。あと一人、英語に不自由せず本社とキュリアスUSAとのパイプ役をこなせる人が、ここに加わることになります」
えー、誰だろう?と、皆は顔を見合わせる。
「副社長、雷オヤジ系の人はご勘弁を」
「ははっ。AMAGIにはそんな人はいないでしょう。いるとしたら私くらいだ」
「まあ、そうですね」
「ちょっと?」
「ははは! 冗談ですよ」
その後は皆でビルを出て、散歩がてらカフェで休憩した。
「なんだかもう、わくわくしますね。ここで生活すれば、色んな刺激を受けられます」
「そうだな。時代と世界の最先端にいる気がする」
「ああ。俺たちの手でAMAGIと日本のテクノロジーを世界に見せつけてやろうぜ」
目を輝かせながら互いに士気を高め合うメンバーに、文哉も笑みを浮かべる。
「皆さん、AMAGIの先鋭部隊としてよろしくお願いします。私も時間を見つけて渡米しますし、東京の本社でいつでもサポートいたしますので」
はい!と声を揃えるメンバーに、文哉も大きく頷いてみせた。



