「下見の準備は滞りなく。飛行機とホテルの予約もリコンファーム済みです。人数はキュリアスチームメンバー15人と、副社長と真里亜ちゃん、そして私の合計18人で変更ありませんか?」
午後になると、副社長室にやって来た住谷とソファに向かい合って座り、スケジュールを確認する。
「ああ、変更ない。日程もこれで確定だ。滞在中、2日ほどフリータイムも取れると思う。メンバーに伝えて、もし行きたいところややりたいことがあれば、手配してやってほしい」
「承知しました。CEOへのお礼の品や、キュリアスの社員の皆様へのお土産も手配しておきます」
「頼む」
最後に住谷は、真里亜に尋ねた。
「真里亜ちゃん。今回特にお世話になった女性には、何を贈ればいいと思う?」
「カレンさんにですか? うーん、そうですね……。それに関しては、私より住谷さんの方が詳しいかもしれません」
どういうこと?と住谷は眉間にしわを寄せる。
「俺、彼女に会ったこともないけど?」
「カレンさんは仕事ができる、ハイソサエティな大人の女性なんです。私とは住む世界が違うし、きっと住谷さんと同じ界隈に住んでそうだから」
「え、ちょっと、真里亜ちゃん? 俺のこと、どこに住んでると思ってるの?」
「んー、セレブバレーに住んでいる、とか?」
「俺、谷に住んでないし! 住谷の名字から連想するのやめて」
「あ、分かりました?」
あはは!と二人で笑い合っていると、文哉がギロリと住谷を睨んだ。
「智史、それくらい自分で考えろ。打ち合わせは終わりだ。とっとと去れ」
「うわー、出ましたよ。奥様大好き、ヤキモチ大魔王が」
「なんだと!?」
「ひー、怖い怖い。じゃあね、真里亜ちゃん」
そそくさと住谷が部屋を出て行き、パタンとドアが閉まる。
真里亜は文哉から離れるように、そっと立ち上がった。
「えーっと、あ! 私も秘書課で作業を……」
すると文哉が呼び止める。
「真里亜」
「は、はい。なんでしょう」
「今夜は早く帰る。覚悟しろ。ひと晩中、離してやらないからな」
ニヤリと口元に不敵な笑みを浮かべる文哉に、真里亜は言葉を失っておののいた。
午後になると、副社長室にやって来た住谷とソファに向かい合って座り、スケジュールを確認する。
「ああ、変更ない。日程もこれで確定だ。滞在中、2日ほどフリータイムも取れると思う。メンバーに伝えて、もし行きたいところややりたいことがあれば、手配してやってほしい」
「承知しました。CEOへのお礼の品や、キュリアスの社員の皆様へのお土産も手配しておきます」
「頼む」
最後に住谷は、真里亜に尋ねた。
「真里亜ちゃん。今回特にお世話になった女性には、何を贈ればいいと思う?」
「カレンさんにですか? うーん、そうですね……。それに関しては、私より住谷さんの方が詳しいかもしれません」
どういうこと?と住谷は眉間にしわを寄せる。
「俺、彼女に会ったこともないけど?」
「カレンさんは仕事ができる、ハイソサエティな大人の女性なんです。私とは住む世界が違うし、きっと住谷さんと同じ界隈に住んでそうだから」
「え、ちょっと、真里亜ちゃん? 俺のこと、どこに住んでると思ってるの?」
「んー、セレブバレーに住んでいる、とか?」
「俺、谷に住んでないし! 住谷の名字から連想するのやめて」
「あ、分かりました?」
あはは!と二人で笑い合っていると、文哉がギロリと住谷を睨んだ。
「智史、それくらい自分で考えろ。打ち合わせは終わりだ。とっとと去れ」
「うわー、出ましたよ。奥様大好き、ヤキモチ大魔王が」
「なんだと!?」
「ひー、怖い怖い。じゃあね、真里亜ちゃん」
そそくさと住谷が部屋を出て行き、パタンとドアが閉まる。
真里亜は文哉から離れるように、そっと立ち上がった。
「えーっと、あ! 私も秘書課で作業を……」
すると文哉が呼び止める。
「真里亜」
「は、はい。なんでしょう」
「今夜は早く帰る。覚悟しろ。ひと晩中、離してやらないからな」
ニヤリと口元に不敵な笑みを浮かべる文哉に、真里亜は言葉を失っておののいた。



