翌日の二日から四日までは、美桜も新春ショーに出演することになっていた。
初日はアレンもショーを観に来たが、翌日は、なんと一人で美桜の実家に行き、両親とおしゃべりしながら昼食を食べていたらしい。
「もう本当によく出来たお婿さんよー」と、母から嬉しそうに電話がかかってきて、何も知らなかった美桜は驚いた。
「アレン、無理して顔出さなくても良かったのに」
「ん?無理なんかしてないよ。俺がお父さんとお母さんに会いたかったからお邪魔したんだ。美桜の子どもの頃の話を聞かせてもらったり、アルバムも見せてもらったんだよ。三才の時の美桜、可愛くてさ。ほら、スマホで撮ってきたんだ」
そう言って嬉しそうに写真を見せてくるアレンに、美桜の心も温かくなった。
そして一月四日。
最後の勤務を終えると、美桜はアレンと一緒に皆に挨拶をする。
「皆さん、お世話になりました。とっても楽しかったです。またイギリスからオンラインで参加させていただくので、どうぞよろしくお願いします」
すると綾乃が花束を差し出した。
「これはみんなからです。美桜先輩、ありがとうございました。美桜先輩に会えて、私もとっても楽しかったし心強かったです。また夏休みに来てくださいね。アレンさんも一緒に」
「うん!ありがとう、あやちゃん。皆さんも、ありがとうございました」
美桜とアレンが頭を下げると、皆は一斉に拍手する。
「美桜、離れてても大事な仲間だからね。また会えるのを楽しみにしてる。あ、アレンさんも、今度オンラインミーティングに参加して」
由香の思わぬ言葉にアレンは、ええー!?と目を白黒させ、その様子に皆で笑い合う。
「じゃあ、またね!」と、最後は明るく笑って別れた。
初日はアレンもショーを観に来たが、翌日は、なんと一人で美桜の実家に行き、両親とおしゃべりしながら昼食を食べていたらしい。
「もう本当によく出来たお婿さんよー」と、母から嬉しそうに電話がかかってきて、何も知らなかった美桜は驚いた。
「アレン、無理して顔出さなくても良かったのに」
「ん?無理なんかしてないよ。俺がお父さんとお母さんに会いたかったからお邪魔したんだ。美桜の子どもの頃の話を聞かせてもらったり、アルバムも見せてもらったんだよ。三才の時の美桜、可愛くてさ。ほら、スマホで撮ってきたんだ」
そう言って嬉しそうに写真を見せてくるアレンに、美桜の心も温かくなった。
そして一月四日。
最後の勤務を終えると、美桜はアレンと一緒に皆に挨拶をする。
「皆さん、お世話になりました。とっても楽しかったです。またイギリスからオンラインで参加させていただくので、どうぞよろしくお願いします」
すると綾乃が花束を差し出した。
「これはみんなからです。美桜先輩、ありがとうございました。美桜先輩に会えて、私もとっても楽しかったし心強かったです。また夏休みに来てくださいね。アレンさんも一緒に」
「うん!ありがとう、あやちゃん。皆さんも、ありがとうございました」
美桜とアレンが頭を下げると、皆は一斉に拍手する。
「美桜、離れてても大事な仲間だからね。また会えるのを楽しみにしてる。あ、アレンさんも、今度オンラインミーティングに参加して」
由香の思わぬ言葉にアレンは、ええー!?と目を白黒させ、その様子に皆で笑い合う。
「じゃあ、またね!」と、最後は明るく笑って別れた。



