翌朝。
ホテルの部屋で朝食を食べてから、仁と絵梨は「良いお年を!」と帰って行った。
「美桜。明日実家に新年のご挨拶に行く時の手土産、一緒に選んでくれない?」
アレンに誘われて、二人で買い物に出掛ける。
大みそかの今日と元旦の明日は、美桜の仕事も休み。
二日から四日まで出勤すれば、今回の仕事は終了。
六日にアレンと一緒にイギリスへと帰る予定だった。
「ゆっくり買い物出来るのは、今日と五日の二回だけだな。美桜、本当に欲しい物ないの?」
実家への手土産を買ったあと、アレンは美桜の手を引いてブランドショップを見に行こうとする。
「もう、アレンってば。何回言わせるの?私、本当に欲しい物なんて思いつかないんだってば。それよりね、スーパーに行きたいの」
「は?スーパー?何を買うの?」
「お菓子!日本のお菓子って、時々無性に食べたくなるんだもん」
はあ、とアレンは気の抜けた返事をする。
電車で移動し、駅前のスーパーに入ると、美桜は目を輝かせて、あれもこれもとカゴにお菓子を入れていく。
「アレン、これも買っていい?」
「どうぞ。もうこの棚にあるもの、全部買い占めてもいいよ」
「あはは!出たね、アレンのセレブ買い。あ!年越しそばも買っておこうっと」
最後にフードコートでクレープを食べながら、美桜は満面の笑みを浮かべた。
「んー、美味しい!あ、フェスティバルでクレープの屋台も出そうっと!私が食べたいから。あはは!」
嬉しそうな美桜に、アレンも頬を緩める。
(美桜って本当に可愛い。その上、綺麗で明るくて、美しくてかっこいい。どれだけ魅力が詰まった奥さんなんだ?最強で最高だな)
ふっと笑みをもらしていると、美桜が顔を覗き込んできた。
「アレン、なんか幸せそうに笑ってるね」
「ん?ああ。俺って世界一の幸せ者だなって思ってたんだ」
「そうなの?良かったね!」
「あはは!うん、良かったよ」
無邪気な美桜の笑顔に、アレンはまた幸せを噛みしめていた。
ホテルの部屋で朝食を食べてから、仁と絵梨は「良いお年を!」と帰って行った。
「美桜。明日実家に新年のご挨拶に行く時の手土産、一緒に選んでくれない?」
アレンに誘われて、二人で買い物に出掛ける。
大みそかの今日と元旦の明日は、美桜の仕事も休み。
二日から四日まで出勤すれば、今回の仕事は終了。
六日にアレンと一緒にイギリスへと帰る予定だった。
「ゆっくり買い物出来るのは、今日と五日の二回だけだな。美桜、本当に欲しい物ないの?」
実家への手土産を買ったあと、アレンは美桜の手を引いてブランドショップを見に行こうとする。
「もう、アレンってば。何回言わせるの?私、本当に欲しい物なんて思いつかないんだってば。それよりね、スーパーに行きたいの」
「は?スーパー?何を買うの?」
「お菓子!日本のお菓子って、時々無性に食べたくなるんだもん」
はあ、とアレンは気の抜けた返事をする。
電車で移動し、駅前のスーパーに入ると、美桜は目を輝かせて、あれもこれもとカゴにお菓子を入れていく。
「アレン、これも買っていい?」
「どうぞ。もうこの棚にあるもの、全部買い占めてもいいよ」
「あはは!出たね、アレンのセレブ買い。あ!年越しそばも買っておこうっと」
最後にフードコートでクレープを食べながら、美桜は満面の笑みを浮かべた。
「んー、美味しい!あ、フェスティバルでクレープの屋台も出そうっと!私が食べたいから。あはは!」
嬉しそうな美桜に、アレンも頬を緩める。
(美桜って本当に可愛い。その上、綺麗で明るくて、美しくてかっこいい。どれだけ魅力が詰まった奥さんなんだ?最強で最高だな)
ふっと笑みをもらしていると、美桜が顔を覗き込んできた。
「アレン、なんか幸せそうに笑ってるね」
「ん?ああ。俺って世界一の幸せ者だなって思ってたんだ」
「そうなの?良かったね!」
「あはは!うん、良かったよ」
無邪気な美桜の笑顔に、アレンはまた幸せを噛みしめていた。



