泣かないように奥歯にぐっと力を入れる。そんな陽葉を白玖斗が呆れ顔で見下ろしてきた。
「興味がないと、俺が言ったか?」
「言われなくてもわかります。出会った日から、あなたは私とまともに目も合わそうとしない」
涙ぐむ陽葉を困り顔で見つめ、白玖斗がため息を吐く。
「なぜ泣く? 誰かに余計なことでも吹き込まれたか?」
「いえ、なにも。けれど、あなたが無能な私を人里に送り返すか、そうでなければ蒼樹さんか紅牙さんの元に押し付けようとしていたことはわかっています」
「なぜそう思う?」
「歴代の花嫁が、そういう扱いをされていたと聞いたからです。白玖斗さんは、天音以外の花嫁には興味がないと」
陽葉の話に、白玖斗は眉根を寄せてまたため息を吐いた。
「なるほど。たしかに興味がなかったな。陽葉が来るまでの花嫁には」
意味ありげな白玖斗の言葉に、単純にも陽葉の胸はざわつく。
「興味がないと、俺が言ったか?」
「言われなくてもわかります。出会った日から、あなたは私とまともに目も合わそうとしない」
涙ぐむ陽葉を困り顔で見つめ、白玖斗がため息を吐く。
「なぜ泣く? 誰かに余計なことでも吹き込まれたか?」
「いえ、なにも。けれど、あなたが無能な私を人里に送り返すか、そうでなければ蒼樹さんか紅牙さんの元に押し付けようとしていたことはわかっています」
「なぜそう思う?」
「歴代の花嫁が、そういう扱いをされていたと聞いたからです。白玖斗さんは、天音以外の花嫁には興味がないと」
陽葉の話に、白玖斗は眉根を寄せてまたため息を吐いた。
「なるほど。たしかに興味がなかったな。陽葉が来るまでの花嫁には」
意味ありげな白玖斗の言葉に、単純にも陽葉の胸はざわつく。



