わたしたちは、恋をしない。〜パートナーは王子様?〜


「うん、そうよ。あかねちゃんのパートナーは廉なんだから、あかねちゃんのことは廉がサポートする。だからあかねちゃんも、私達の手助けをしてくれない?」

「えっ、えっと……」


みんなの憧れ『プリンセス』の篠崎先輩に手を握られて、顔が真っ赤になる。

白くて長い指。目の前には映画から出てきたヒロインのような、整い過ぎた顔。


何だか良い匂いもするし、まつ毛長すぎる……じゃなくって!


「わ、わかりましたっ……」


今のこの状況に目が回ってクラクラして、わたしにはもう頷く以外の選択肢はなかった。


「本当!?嬉しい!」と、篠崎先輩。

「わーいっ!あかねちゃんと一緒だぁ」と、笑顔で嬉しそうに抱き付いてきた結愛ちゃん。

白鳥先輩も優しく微笑んで「よろしく」と、言ってくれて。

九条くんは無言だったけど……。


わたしはこうして、生徒会の一員になってしまった。