わたしたちは、恋をしない。〜パートナーは王子様?〜



中間テストが終わったら、次に待っているのは期末テスト。

それは当たり前なことなのに、目の前の追試に一生懸命で全然考えていなかった。


まだ期末テストまで1ヵ月近くあるとはいえ、わたしの頭じゃ今からしっかり勉強していないと間に合わない。

今度は絶対に赤点を取らないようにしなくちゃならない……のだけど、



「どうしよう、ぜんっぜん分かんない」


真央ちゃんが貸してくれた、数学の授業のノート。

それを図書室で自分のノートに書き写しながら、わたしは頭を抱える。


ここ一週間追試の勉強ばかりしていて、普段の授業の内容は後回しにしていた。

たかが一週間、されど一週間。

普通クラスとはいえ、他の中学よりも遥かに高いレベルが求められるこの学校で、一週間の内容はとても大きい。


これじゃあ、期末も赤点待ったなしじゃん!

どうしよう、先生に教えてもらいに行った方がいいよね。でも……。


『橘さんにはパートナーがいるんだから、パートナーに聞きなさい。そのための制度なんだから』


追試の勉強の時、分からない部分を先生に聞こうとしたら、そう言われてしまった。

だから多分、聞いたところで今回も同じことを言われると思う。