「あー、緊張しなくていいよ。まずは自己紹介。僕は理事長の息子の財前創。父が体調不良で、代わりに来させてもらってます。詳しい話は割愛しようと思うけど、パートナー制度については、先生方から聞いているよね?」
「はい」
結愛ちゃんもさすがに緊張してるのかな。
背筋こそ伸びているけれど、返事する声が少し震えている気がする。
「うん、説明された通り、本来なら退学なんだけど、君たちに一年間の猶予を与える。今からパートナーを発表するから、選ばれた者はしっかり面倒見てあげてね」
「それじゃあ」と、続ける理事長代理。
心の準備をする余裕もなかった。
「花咲結愛のパートナーは柊、橘あかねのパートナーは廉。今回はなかなか大変そうだけど、二人ともしっかり頼むよ」



