プロポーズ



遠いあの日。泣きながら亮ちゃんが謝ったあの日も、亮ちゃんは私を想ってくれていたんだろうか。


だとしたら、すっごく、怖かっただろうな。




あの日々を思い出す。懐かしい青春の1ページ。


お母さんもお父さんも、きっと同じ顔をしている。




「結婚、おめでとう。」






航平が客席に一礼をして、私たちに向かって一礼をして。
顔をあげると、客席には見えないように、ベッて舌を出した。