苦手な上司にプロポーズすることになりました

 


 昼休み、緑あふれる――

 つまり自分好みなリラクゼーションルームで、由人は湯沢に訊かれた。

「薬川さんとは、最近、どうなんだ?」

「いや……、あいつといるといまいち休まらなくて」

「そうなのか?」

「本人、結構適当な性格なんですが。
 見た目がいつも乱れなく美しいので、落ち着かないんです」

「……そうなのか。
 俺が共に住みたいな」

 湯沢は、ぼそりとそんなことを言う。

「で、向こうはお前のこと、どう思ってるんだろうな?」

「なんとも思っていないようですよ」

「いや、そんなことって、あるか?」
と湯沢は眉をひそめる。