苦手な上司にプロポーズすることになりました

 そこから更に二、三往復したところで気づいた佑茉が振り向き、
「あっ、すみませんっ」
と言う。

「……いや、いい」

 集中すると、細かいことは気にならなくなるようだ、とライトを抱えたまま、佑茉を眺める。