苦手な上司にプロポーズすることになりました

 



「どうぞ。
 ちょっと濃すぎたので、お湯を足してみた味噌汁です」

 なんかまた、すごいものが出てきたな、という顔を由人にされる。

 今日はちょっと風が冷たかったので、この間発見した、掘り炬燵(ごたつ)のある和室に集合していた。

 坪庭も眺められていい感じだ。

 さすがに今はもう掘り炬燵に火は入っていないし、炬燵布団もないが。

 座敷な上に、足を下ろせるのはくつろげていい感じだ。

 佑茉が作った怪しい味噌汁を一口飲んだ由人は、
「うん、ちょうどいいな。
 美味い」
と驚いたように言う。

「湯で薄めるかどうなんだと思ったが。
 考えてみれば、インスタントの味噌汁とか湯で薄めるしな」
と言ってくれる。