苦手な上司にプロポーズすることになりました

「そういえば、今日はなにもないのか?
 いとこ煮、美味かったが」

「いや~、そんな私の作ったものなんて……」

「まあ、味が濃すぎると言う奴もいるかもしれないが、俺は結構好みだったぞ」

 私は好みではないのに、私の作ったいとこ煮は好みなんですね、と思いながら、
「じゃあ、また家の何処かで待ち合わせましょうか」
と佑茉は言ってみた。