苦手な上司にプロポーズすることになりました

 


「ずっと鈴木が身近にいた気がしていたが。
 そういえば、話題に何度ものぼっていただけで、よく考えたらあれから全く会ってなかったな」

 鈴木が帰ったあと、由人が佑茉にそう言った。

「だからかもしれないが。
 以前とまったく印象が違ってた。

 あのときがイレギュラーだったのか?」

「いいえ。
 今がイレギュラーです。

 どうしたんですかね?
 ちゃんとした格好してみたりして」

 真面目に働く気になったんでしょうか、と佑茉は言う。

 いやまあ、仕事は普通にやっていたようなのだが。

 外見がチャラついていたせいで、なんとなく仕事をしているイメージがない。