苦手な上司にプロポーズすることになりました

「さりげなく赤荻を誘導して、彼の気になる女性と会わせますので、その様子を見てご判断ください」

「そうか。
 どうやって手配したんだ、凄いな」

 そう言いながら、和市は思っていた。

 佑茉が赤荻くんと結婚してくれればいいなと思っていたが。

 他の女に気が向いているようでは、佑茉は不幸になるかもしれないな。

 幼い折、目をキラキラさせて、
「おじちゃんっ、エリナといっしょに海で川遊びしたいっ」
と無茶を言ってきた佑茉を思い出す。

 佑茉には幸せになって欲しい。

 そういえば、最近、赤荻くんをヘッドハンティングしようとしている会社に妙な動きがあるようなんだが、と思いながら、土曜日、和市は家まで迎えに来た湯沢とともに、公園に行った。