苦手な上司にプロポーズすることになりました

「いや、灯りは何処にもついてないみたいなんだが」
と言うと、佑茉は笑い、

「すみません。
 避難場所、勝手に使って仕事してました」
と言う。

 裏の家の方にいるのだと佑茉は言う。

「ちょっと一緒に呑まないか?」

「あ、いいですねー。
 だったら、こっち来られますか?

 木造の部分が新しい木の香りがして……」
と言いかけ、

 あっ、いや、駄目ですっ、と佑茉はいきなり叫んだ。

「ちょっと片付けるんでお待ちくださいっ」

「別にいいだろう。
 お前が適当なのは知っている」

 集中してたら、退けることなく、プラグを延々と踏み続ける奴だからな。