苦手な上司にプロポーズすることになりました

 


 次の日、久しぶりにリモートワークだった佑茉は、静かな空間で黙々と仕事をしていた。

 落ち着くな……。

 誰もいない場所。

 部長もいない。

 人が見ていないので、おやつ食べながら仕事できるしな。

 佑茉は買ってきておいたテイクアウトのアフタヌーンティーセットをノートパソコンの横に置いていた。

 ボックスがスタンドになっていて、お店で食べるときと似たような雰囲気が出せる。

 横長の大きな窓の外には、自然な感じに見えて、よく手入れされた木々と草花。

 窓際に備え付けの、同じく横長の広々としたデスクで仕事をしながら、

 これだけ広ければ、部長も一緒に仕事できるよな、と思った。

 少し離れた位置に座り、仕事をする由人の横顔を思い浮かべる。