「だが、別に薬川のことは好きじゃない。
だが、見た目は悪くないし。
悪いやつじゃないだろう!」
『だが』が多いですよ、と足を止めた竜吾が見ている。
由人の頭には、
『好きになってしまうから、それ以上弱らないでくださいよ』
と不思議な励まし方をする佑茉の顔が浮かんでいた。
月の光に照らされた、苦手だと思っていた、隙のない美しい顔――。
……でも、もしや、あいつ、モテそうで、モテないのではっ!?
「あっ、部長っ?」
と後ろで礼央の声がしていた。
だが、見た目は悪くないし。
悪いやつじゃないだろう!」
『だが』が多いですよ、と足を止めた竜吾が見ている。
由人の頭には、
『好きになってしまうから、それ以上弱らないでくださいよ』
と不思議な励まし方をする佑茉の顔が浮かんでいた。
月の光に照らされた、苦手だと思っていた、隙のない美しい顔――。
……でも、もしや、あいつ、モテそうで、モテないのではっ!?
「あっ、部長っ?」
と後ろで礼央の声がしていた。



