苦手な上司にプロポーズすることになりました

「あ、お疲れ様です~」

 では、と佑茉はこちらに頭を下げて彼女らのもとに行った。

 みんなの会話が聞こえてくる。

「今朝、部長と一緒になったの?」

「そうなんだよ~。
 バスも一緒だった」

「あ、そうだ。
 あんた、もしかして、引っ越した?」

「今、親戚のうちに間借りしてるのー」

「なにそれ、実家、焼き討ちにでもあったの?」

「なんで、焼き討ちよ」

「今、甥っ子の勉強見てやってんのよー。
 日本史とか」

 楽しげに話しながら行ってしまった。