苦手な上司にプロポーズすることになりました

 そんなことを考えながら、カラフルなお惣菜のつまったおつまみセットを開ける。

 プリプリの海老が入ったもちもちの生春巻きを食べながら、佑茉は言った。

「今夜は、月が大きく見えますね~」

「そうだな。
 そういえば、冥王星には、白いハートのマークがあるらしいぞ」

「そうなんですか?」

 白いハートのマーク。
 どんな感じにあるんだろう。

 月のクレーターみたいな感じなのかな。

 いやいや、大気の流れでそう見えるのかもしれないぞ、と考えていて、由人に、

「なに渋い顔してるんだ」
と訊かれる。