苦手な上司にプロポーズすることになりました

 


 結論として、なかなかいい休日だった。

 そう佑茉も由人も思って迎えた月曜日。

 日当たりのいい社食で、揚げナスの味噌汁を飲んでいるとき。

 コンパで出会った男の人の話をしていた皆穂が言い出した。

「私、いきなり、お前って呼ばれるのとか、嫌なのよね」

 佑茉は少し考え、
「……お前様なら?」
と訊く。

「何時代の人よ、それ……。

 あ、でも、やっぱ、すごい好みのイケメンなら、初対面で『お前』呼びでも、嫌じゃないかな」

「むしろ、呼んでくださいよね~」
とみんなも言う。

 佑茉は、ふと思いついて訊いてみた。

「赤荻部長なら?」