苦手な上司にプロポーズすることになりました

 しかし、春が近づいてきたな。

 気持ちのいい風だ、と由人は空を見上げる。

 後ろの木々が風に揺れ、鳥の鳴き声も聞こえてくる。

 いい休日だ。

「私が死体埋めてるのなら、誰を埋めてるんですかね?」

 そんな声が下から聞こえてきた。

 ……今、さわやかないい休日だと思ったのに。

 いや、俺が振ったんだが、この話題。

「お前が埋める死体ね。
 鈴木か?」

 ……鈴木、まだ覚えてたんですか、という顔を佑茉がする。