苦手な上司にプロポーズすることになりました

「……俺の存在、消されてました」

「は?」

 あの写真が、佑茉の心の中を表している気がしていた。

 ――俺に興味関心があるとかないとか。

 もはや、そういうレベルですらない。

 存在ごと消されてるっ!

 由人は、最初からそこに誰もいなかったかのような座敷の写真を思い出し、震え上がっていた。