苦手な上司にプロポーズすることになりました

 野菜も綺麗に並べてあってセンスいいが。

 この大きな皿に、ソース風に半円を描くように垂らしてあるものは、コンビニの別売りドレッシングだからなっ。

 はっ、そういえば、俺の手がっ!

 あのとき、こいつ、撮りかえてなかったよなっ、と佑茉を見たが、呑気に、
「え? なに?
 どの写真~?」
とか言って笑っている。

 慌てて写真をよく見てみたが、そこには笹と酒と料理だけが写っていて、自分の手はなかった。

 綺麗に消されている! 俺の存在っ。

 最近のスマホの技術すごいな!

 変なところで感心しながら、エレベーターに向かうと、また湯沢にあった。

「どうした?
 忘れ物でもしてたのか?」

 リラクゼーションルームの方から出て来たのに気づいたようだ。