苦手な上司にプロポーズすることになりました

「お疲れ。
 どうぞ~」
と言って自分も座ると、まだ他のメンバーがお菓子を眺めているのを見ながら竜吾が訊いてくる。

「で、どうなんだ? 部長とは」

 竜吾にバレていることを湯沢に告げたので、竜吾も詳しい話を聞いたようだった。

 話が正式にまとまるまで、フォローに回るように言われているらしい。

「いや~、しばらく一緒に過ごしてみたけど、この人とは無理だなって思う。
 
 部長って、家でもあのままなのよ。
 緊張するからほんとにっ」

 考えてもみてよっ、と佑茉は訴える。