無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「……へっ? ま、まあ玲奈がそれでいいならそれでいいわよ」



琴葉ちゃんまでそんなことを言いだして。


わわっ、どうしよう……!


断る理由も何もないし、琴葉ちゃんも一緒なら、私はそれで……。



「じゃあ、あとは玲奈ちゃん次第だね。
どうする、玲奈ちゃん?」

「えっと……。た、食べます! お昼!」



思わず食い気味に、しかも大きな声で言ってしまった。


クラスメイトたちが私の方を、少なからずちらっと見たのが分かった。


わ、わわっ、は、恥ずかしい……っ!


恥ずかしさで真っ赤になった顔を見られたくなくて、両手で顔を隠す。



「両手で顔を隠すの、玲奈の恥ずかしいときの癖よね」