無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



琴葉ちゃんは平凡じゃないよ、と言おうとしたけれど。



「そ、それより! 玲奈に用があるんでしょう?」



私がその言葉を言う前に、琴葉ちゃんが話題を戻してしまった。


琴葉ちゃんの言葉に、颯太先輩も柔らかく笑って。



「あ、そうそう。玲奈ちゃん、一緒にお昼食べない?」



……と、突拍子のない発言を。



「……へっ⁉」



颯太先輩と一緒に、お昼を食べる?


ええっ⁉ いやいや、そんな……!


私じゃなくて、ほかの女の子の方が……っ!!



「わ、私、いつも琴葉ちゃんとご飯、食べてて……!」

「あ、それなら琴葉も一緒に食べる?」