無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



しかも先輩だもんね。


こ、これは邪魔しちゃいけないやつだったかも……っ!



「それはまた今度にして。
先輩のこと困らせてるんだから、それは利己的な考えよ」



なんて思っていた矢先、琴葉ちゃんはまたもやストレートな物言いを。


どくり、と心臓がいやな音を立てる。


こ、琴葉ちゃんっ⁉


女の子たちの視線がさっきよりも鋭くなったような……。


こ、このままじゃ琴葉ちゃんが……っ!


私も何か言った方がいい、よね?


な、なんて言うべきかな……?


そんなことを考えていると、女の子たちは大きく息をはいて。



「わかったよ。今回ばかりは朝倉さんに譲ってあげる。
次からは邪魔しないでよね」