無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる






「玲奈ちゃんいる?」



同居が始まるまで残り二日となった日のこと。


お昼休みが始まってすぐ、教室のドアのそばから男の人の声が響いた。


水野さんとかに用事があるのかなぁ……。


水野さんは顔も可愛くて、いつもクラスの中心にいるような明るい女の子だから、他クラスの人や他学年の人にも人気がある。


こうやって呼び出しがあることもよくあることで……。


それにしても、水野さんって本当に人気があるなぁ……。


私なんかとは大違い。


こんな性格の私じゃ、呼び出しとかありえない世界線で……。



『玲奈ちゃんいる?』



えっ、あ、あれ?