無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



一番大事なところじゃんっ。

さすがの私でも忘れないよ……!


私もそうだけど、私のお母さんもずいぶんなドジでありおっちょこちょいである。


私の性格はきっと遺伝、なんだろうなぁ。



「でもね、三橋さんは〝いっちゃん〟って言ってたよ。
たぶん、女の子なんじゃないかしら」

「女の子……!」



なら、安心だ。


いっちゃんなら……、いちかちゃんとか?


どんな子なんだろう……っ?


そのことを、不思議と楽しみにしてしまっている私がいて。


……ならば。



「お母さん! 私、その子と同居する!」



気づいたら、そんなことを口走っていた。