無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



やけに真剣な面持ちをしているお母さんに、心臓が大きく跳ねた。



「わ、分かった」



だ、大事な話ってなんだろう……っ?


私、なにかやらかしちゃったかな……?


どくどく、と心臓が跳ねるのを感じながら、私は急いで部屋着に着替えた。


そして、料理が並んでいるテーブルの椅子に腰掛ける。



「お、お母さん。話って……?」



おそるおそる尋ねると、お母さんは優しそうな顔をして、



「ご飯、食べながらでいいよ」



と、言ってくれたので、私は「いただきます」と言ってからご飯を食べ始めた。



「玲奈、この前一人暮らしがしてみたいって言ってたでしょ?」